2011年2月28日月曜日

桜守部隊参上!

2月20日の三之丸での植栽活動の日、
実は3名の城守さんによる別動部隊がいました。

城山のサクラには寄生木(やどりぎ)がついているものが
何本かあります。
寄生木は、下の写真の真ん中の枝についている
ぼんぼりみたいなのがそうです。
そのまま放っておくと、どんどん弱っていき、枯れてしまいます。
それを防ぐには、その枝木を切らないといけません。
その作業を3名の城守ならぬ“桜守”部隊の方にしてもらったのです。
作業場所は二ノ丸と本丸でした。

桜守部隊長は、市の文化財の先生でもいらっしゃる、三間のT先生、もうすぐ傘寿を迎えられます。
この作業はなんと、T先生ご自身からの申し出でもありました。
同行してた城守さんに聞くところによると、年齢を思わせない身軽さで次々と枝を切り落とされ、片付けがおっつかないほどで
「先生が男の子になってた」といってました。

時間の都合ですべての作業は、終わらなかったそうで、また来ていただけるとのことでした。
T先生、それから同行された、Oさん、Hさん、本当にありがとうございました。
また、作業をされるときには、手伝いますので、お声掛けくださいね。

今年は感慨深く桜を眺めたいと思います。









2011年2月26日土曜日

初の親睦会…

投稿が遅くなったのですが、
三之丸での植栽活動をした夜6時から、
守る会初の親睦会を持ちました。
16名+指導いただいた2名の先生も参加いただき、
総勢18名の宴となりました。
Oさんが和服(大島紬)で登場したのには、
大目付も含めて男性陣は、びっくりやら喜ぶやらでざわめきました。

乾杯の前に、江崎先生と早見先生に、
講評をしてもらったのですが、
お二人から、お褒めの言葉をたくさんいただいて、
城守の皆さんからは「お~」という声やら拍手やらと
のっけから、にぎやかなになりました。

そのなかで、早見先生から、
城山には昭和の前半ごろには
400種の草木があったけれども
最近は250種ぐらいに
減っているだろうとのお話がありました。
ちょっとビックリでした。

S城代の乾杯の後、いよいよ宴へ…
女性城守さん4名が
ほんとに元気で、楽しく盛り上げてもらいました。
自己紹介やら、世間話やら、バカ話やら
今後の城山ことをマジメに?話すやら
(城山で少年式をとか、リスを飼おうとか…)
あっという間に3時間近くが過ぎてました。

最後は、
城代のエイエイオ~で締めくくり。

今回参加できなかった
城守さんの皆さん、
次回は是非、ご一緒しましょう!!

2011年2月24日木曜日

リンクしてるHPとブログの紹介

大目付日記にリンクを張らせてもらっているHPやブログを紹介します。
大目付と知り合いやお友達がつくっているものです。
こちらもぜひ、ご覧下さい。

●宇和島城公式HP
宇和島城公式HPにあります。
宇和島城に関する情報を載せています。
あまり更新ができていませんが…
こちらのほうも、頑張って更新かけていきたいと思います。 

●河後森城跡
松野町公式HPにあります。
国史跡の河後森城跡の情報を発信されているHPです。
大目付の大学の先輩が城跡の整備や活用を担当されています。
河後森城や中世をテーマにした、おもしろい講座などもされています。
また河後森城跡には「山城の会」という、ボランティア団体もあり、
景観整備や植生調査など、精力的な活動をされています。

●FieldNote 西予の文化と遺跡
西予市の文化財担当者が遺跡や文化を紹介しているブログです。
大目付の大学の後輩にあたります。
「笠置文化保存会」というボランティア団体の活動の紹介もされています。
この団体は、昔から遺跡の整備に住民の方々が
積極的に参加された、全国的にも先駆的な存在で、
守る会もこの会に負けないよう頑張りたいと思っています。
余談ですが、西予市は大目付の故郷になります。

●愛編ばあばあ in 宇和島
守る会会員さんのブログで、市の文化財講座の受講生でもあります。
守る会の活動や、講座のことなどを早くから紹介してもらっていました。
大目付日記を立ち上げた時には、城山を守る会で検索すると、
こちらのブログがよくヒットしてました。

●はたやま夢楽 嫁日記
大目付がある仕事をしていた時に
公私にわたって、大変お世話になった方です。
地域づくりや住民の方と一緒になって動くことの
大変さと喜びを教えてもらいました。
といっても大目付よりも若いのですが…
宇和島の遊子の出身のかわいらしい女性なのですが、
賢くて、勉強熱心で、活動力もあって
彼女が、畑山に嫁がれてしまったことは、
宇和島にとっては、大きな損失だったかもしれません…

●白山平 ●NPOニワ里ネット
大目付が仕事柄、お知り合いになった愛知県で
埋蔵文化財に携わっている方のブログとHPです。
パソコン関係の知識もさることながら、
遺跡を活かしたボランティア活動も精力的にされており、
大目付もいろいろと教えてもらいました。

2011年2月23日水曜日

三之丸跡、公開開始!

昨日、仮の看板を設置して、植栽した三之丸跡の場所を公開しました。
看板は、昔の工事看板をこげ茶のスプレーで塗って(S城代がしてくれました)、
景観に配慮したつもりですが、紙が白いので、効果は薄いかも…









  




城守さんの活動も看板に載せましたよ~。
見に来てくださいね!





散水用のペットボトルやジョロを
長屋門を入って、右奥に置きました。
大目付も、時々は散水に行きますが、
城守の皆さん、お城山によった際には、
自分が植えたところだけで良いので、
お水をあげてくださいね。
皆さんで大事に育てましょう!

2011年2月20日日曜日

守る会、本格始動!

午後1時から、三之丸跡での植栽活動をしました。
なんと、37名の方が馳せ参じてくれました。
そして、愛媛大学農学部の江崎先生、宇和島市文化財保護審議会の早見先生も
駆けつけてていただき、指導くださいました。

江崎先生が宇和島城の種から育てていただいた
ヤブツバキ70本と、宇和島城の今までの調査で移植していたノシラン200株近くを
昨年、石垣工事が終了した三之丸跡に植栽をしました。

皆さんの手際がすごく良かったのですが、大目付の段取りが大変悪く、
城守の皆さんに、かなりご迷惑かけてしまいました…
でも、皆さんのおかげで、予定していた時間の1時間以上も早く、
午後4時には作業を終了することができました。感謝、感謝です。

S城代からは、
「今日は、藪椿植えるだけでよかったんじゃなかったかな~。ちょっとやりすぎかな」
と言われました。そうだったかなと大目付もちょっと?反省しています。

今日参加していただいた城守さん、本当にありがとうございました。
次回からは、もうちょっとペースを落として、作業をしようと思っていますので、
今回に懲りずに、来てくださいね。


作業終了後の三之丸、庭園のようです!


城守さん一同で記念撮影

2011年2月18日金曜日

ユニフォーム、完成!

守る会のユニフォーム、出来ました!
蛍光オレンジのナイロンベストに、
のぼり旗をイメージしたデザインにしました。
伊達家の3つの家紋をあしらって、
城守(しろもり)の大きく入れてみました。
お披露目は、2月20日(日)。
会員の城守さんたちが気に入ってもらえるか、
大目付としては自信作なのですが、
不安な気持ちもあります…。
伊達家にも、
家紋の使用に際して、ご快諾いただきました。
偶然なのですが、今日、
13代当主の宗信様にお会いしました。
守る会の活動に近いうちに来られるそうです。
城守の皆さん、楽しみにしてください!

2011年2月17日木曜日

2月5日、初の野外活動!

2月5日午後1時から、守る会初の城山での活動は、
大目付が案内する『城山散策』でした。
お天気は曇り空でしたが、あまり寒くもなく、
30名の方が参加しました。

桑折長屋門⇒三之丸⇒井戸丸⇒本丸⇒天守⇒藤兵衛丸
⇒郷土館⇒長門丸⇒式部丸⇒上り立ち門⇒丸之内和霊神社
⇒桑折長屋門と、3時間ほどかけて、ぐるっと城山を回りました。

宇和島城の歴史や城山の魅力などを話しながら、
大目付が考えている過ごす城づくりの案を、
会員の方に説明しながらの散策でした。

「これは初めて知った」とか「昔はこんなかったんよ」とか、
「こんなところ城山にあったんやね」~とか
みなさん、熱心?に話を聞いてもらったり、話をしてくれたりと、
ゆっくり城山を見てもらいながら、
今後の本格的な過ごす城づくりに備えて、
すごく有意義な時間になったな~と私は勝手に自己満足してます…
今回会員さんから、次のような提案がありました。
「城山の四季折々、いろんな場所で、いろんな場所からの写真を
みんなで撮ったり、集めたりして、天守や郷土館などで展示したしたら、
見た方が、またこの季節に来てみようとか、
この写真を撮られた場所に行ってみようとか思ってくれるんじゃないのかな」
これは私もいいな~と思いました。
これは是非、早いうちに実現しようと真剣に考えてます。


いざ登城開始!まずは井戸丸へ

三之門前で、話をしてるところ、本丸はもう少し。

久しぶり(何十年?)に天守に入ったという人ばかりでした。

調査中の式部丸、再来年の公開を目指してます!


2011年2月11日金曜日

城山のボランティアの会、発足!

平成23(2011)年1月23日(日)、
宇和島城のボランティアの会が立ち上がりました。

ボランティアで天守のすす払いを
3年前から実施するようになって以来、
参加者の中ではもっと深くかかわりたいと言ってくれる方がいたり、
自分なりの城山の利活用について考えが固まってきたりする中で、
ボランティア団体の必要性を日々感じるようになり、
1月の発足につながりました。

この会は、『見る城から過ごす城への転換』という、
目標を持って設立しました。

城山が持つ魅力は多様です。
大雑把にわければ、
人工物であり、歴史的所産である『城』の部分と
緑豊かな癒しの空間を作り出す『山』の部分となるでしょうか?
この2つが絶妙なバランスで混然一体となっているのが
うちの城だと、私は自負しています。

城の部分にも、山の部分にも、城山としても
いろんな引き出しがあります。
この辺の引き出しの話は、また追々していきたいと思いますが、
ただ、長い間、放置され、忘れ去られ、
そして気づかないといった中で、
引き出しが開きにくくなっているのが現状です。
開けるのに、お金や時間がかかるものもありはしますが、
人海戦術で、みんなが集まって、わ~っと頑張れば、
以外にスーと開く引き出しは、
結構うちの城にはあると思っています。

開ける引き出しを増やして、
登城者が自分の好きな引き出しを開けてもらって、
自分一人の時間を過ごしてもらっても良し、
仲間や家族とワイワイやってもらっても良し、
見知らぬ人との出会いの場になっても良し
と、城山が中国の公園のような場所として、
利活用してもらえないかな~と思っています。

現在、会員は60名、予想を超える人数で、
うれしい悲鳴を上げています。
毎月、原則として第1日曜日に半日程度の時間で、
活動することにしています。
 また、役員名は遊び心が欲しいという声で、
会の中では、次のようにしています。
●世話人代表(代表者)→城代
●世話人→家老
●事務局→大目付
なので、事務局を任されている私は『大目付』となります。
で、私が書いているブログなので、大目付日記としました。

初年度の目標は、
会の拠点にもなり、交流の拠点ともなる場所を
城山の中で屋内と屋外作ることと、
高速延伸にからめて、
何かイベントを企画しようと思っています。
 直近では、2月20日(日)13:00から、植栽活動を予定しています。

城山が好きな人、城や歴史が好きな人、山や自然が好きな人
などなど、どなたでも参加できます。
若干会費をいただくことになりますが、条件といえばその程度です
●年会費:500円(ボランティア保険などの事務に当てます)
●入会金:1500円(作業用のオリジナルベスト代)
全活動に参加してもらう必要もありません。
ご自分の関心のある、やりたい活動に
参加してもらえれば十分です。
ご関心のある方、詳しいことをお聞きしたい方は、
大目付までご連絡ください。