2012年12月7日金曜日

宇和島城大掃除、今年もやります♪

久方ぶりの投稿です。
『毎日、見てるので、頑張って』とのお言葉もいただき…<m(__)m>
継続はなんとやら、頑張ります…このセリフ、何度言ったことでしょう((+_+))

さて、今年で5回目になりますが、天守のすす払いなどの
宇和島城の大掃除を下記の日程で予定しています。

 12月23日(日) 午前9時~正午ごろまで

一般の方も募集してます。
古式にのっとった(多少?アレンジしてますが)すす払いを体験してみませんか?
特に来年の年男、年女の人、募集してます♪

その理由は、城守さんの昨年のブログを見てください。
大目付のブログはこのころもお休みしてました…
http://iambarber.blogspot.jp/2011/12/blog-post_13.html

今年は昨年から始めた、しめ縄飾り、門松づくりにくわえて、
宇和島伊達家の史料にある小笠原流の鏡餅も、天守に飾ろうかと思っています。
かなり豪華な鏡餅です。材料がどこまでそろうかどうか…
どのような史料なのかは、後日紹介しますね。

下記のURLに大掃除のことや正月飾りのことがありました。
ご関心のある方はご覧ください。
http://www.geocities.jp/maihama4155/syougatu1.htm

追伸)
 ブログのデザイン、シンプルなデザインに直しました。
 年末までにもう少しちょこちょこ触ろうと思っています。
 アップするたびにどこか変わりますが、ご容赦ください。


昨年の記念写真



2012年7月14日土曜日

宇和島城、土砂くずれ…

新聞やテレビの報道ですでにご存じの方が多いかと思いますが、
木曜日の未明に、宇和島城で土砂崩れが起きてしまいました。

土砂崩れの状況
場所は天守から北西の位置にある、
二之丸の虎口となる二之門跡直下の斜面でした。
大目付がこの仕事についてから、城山でのこれほどの土砂崩れは初めてで、
しかも、メインの登城道がふさがってしまうということはありませんでした。

埋まってしまった本丸への登城道
大目付が県外出張に出たのちに連絡が入りましたが、すぐに帰ることもできず、
電話、メールなどで情報を入れていただいてはいましたが、何もすることができず、
文化課の皆さん、城守さんほか、多くの皆さんにご迷惑、ご心配をおかけしてしました。

木曜日、金曜日は安全確認のため、終日閉城としていましたが、
文化課を始め、関係者の皆さんの努力のおかげで、
本日から、一部立ち入り禁止の場所を設定し、
仮設階段を利用していただく形で、開城しました。
以前の工事で設置していた仮設階段、置いていてよかったです
案内表示が不十分なこともあって、
早朝から城代が迂回路の案内をしてもらっていました。
城代、いつものことながら、ありがとうございました<m(__)m>
午前中も雨脚が強く、登城される方も少ないかと思っていましたが、
いやし博の夏の開催もあったためか、
予想以上にたくさんの方が足を運んでいただきました。
悪天候の中、たくさんの方が仮設階段を利用されました
土砂の撤去は天気の回復次第、業者さんに取り掛かっていただくことにしておりますが、
本格的な復旧作業については、今回の崩落の原因解明をしたのちのこととなり、
しばらく、時間はかかりそうです。
崩落の起きた場所のすぐ上の石垣は私が初めて修理を手掛けた石垣で、
その石垣が無事だったことは不幸中の幸いでした。
雨の中、作業員さんたちが頑張ってシートをかけてくれました<m(__)m>
また、たくさんの城守さんやお城でお世話になっている先生方から、
メールや電話をいただいたこと、また現場にもわざわざ足を運んでいただいたことは
このような中でも、すごくうれしいことでした。

現時点では、7月23日の夜間開城、7月28~29日のお城に泊まって星空観測は
予定通り、実施する予定です。

楽しみにしていただいている方たちのためにも、
もう1週間ほどしかありませんが、明日城守さんたちとプランを検討して、
皆さんをお迎えしようと思っています。

今回の件で、ご心配、ご尽力いただいた皆さん、本当にありがとうございました<m(__)m>

2012年6月26日火曜日

宇和島城に平成の郭誕生?

以前、少しお話た宇和島城の遊び場づくりですが、
城代を含め、数名の城守さんの活躍でかなり形になってきました。

作業中に子供たちが遊びに来てくれたようです
落ち葉をのけただけで、木漏れ日が差し込む小径に
宇和島城は室町や戦国時代から山城として使われていました。
城代たちが頑張って遊び場づくりに取り組んでもらっている場所は、
江戸時代の城づくりのプランから外れてしまった古い曲輪で、
これといった場所の名前がありません。

そこで、場所の名前を付けようと話になりまして、
6月の例会で、案をいくつか上げてもらいました。
お城にちなんだ名前にということで、
丸とか曲輪とか言った言葉を付けてもらうことを条件としました。

いくつか上げてもらった中で、
大目付的には城代の名前をとった『和翁丸』が、宇和島城らしいと思っています。
宇和島城の曲輪は、藤兵衛丸とか代右衛門丸といった
武将の名前が付けられているのです。

6月の例会、城代も大目付もお休みをしてしまったので、
7月の例会で名前を決定するのですが、
城代にこれを伝えると気恥ずかしいようでした^_^;

ごくろうさまでした<m(__)m> あともうひとふんばりです!

2012年6月23日土曜日

7月23日、夜間開城でござる \(^o^)/

昨年、守る会では初めての対外的なイベントとして実施した、
宇和島城の夜間開放ですが、
城守さんたちに快諾してもらい、
今年も下記の通り、開催することとしました

名称も開放』から『開城』としました。

日時】7月23日(月)午後7時~午後10時

受付】藩老桑折氏長屋門長屋門前

条件】どなたでも参加できます。
     ただし、懐中電灯は持参の上、虫よけ対策は各自でお願いします。

去年からの変更点
 ・有料としました。ご理解ください<m(__)m>。大人200円、小中生は無料です。
  天守には入れますよ。 
 ・時間制限はなし。但し、本丸の状況次第で人数制限はかけるかも…

お金をいただく分、ちょっとパワーアップします。
・受付ではちょっとした宇和島城オリジナルの粗品をご用意します。
・伊達家家紋入りの提灯と竹灯篭で、ほのあかりを演出


こんな竹灯篭をつくってみました。

ある場所でみつけた家紋入りの提灯と竹灯篭のほの灯り

涼を求めて、現存12天守中いちばん粋な天守(自称ですが…)から、
粋な花火見物においでくださ~い! お待ちしてます~。

2012年5月26日土曜日

案内詐称…?

1週間ほど前の話になります。
城代から、
「この間作った案内板でクレームが出たけん、なおとしとくで!」との連絡。
地図も付けて、内容もいろいろと考えて、それなりに自信もあったのですが…

下の写真がその看板です。


城山中腹の公園の三叉路になる場所においているものです。
確かにここは、北側登城口と南側登城口を勘違いされる迷いやすいポイントなのですが、
クレームはそのことではなく、大目付も想定してないものでした。

それは、上り立ち門の横に南側登城口と書いていることがダメだったようなのです。
目の前の石段を見て別のルートがないのかと思われたのか、
右に進んでも天守に上がれる(登城とあるので)と思って、
右に進まれた方が結構いらっしゃったようなのです。

地図を見てもらえればとも思ったのですが、
あらためて、今の地図を確認すると、高低差もわかるような表現でもなく、
また、今は発掘調査中で立ち入り禁止になっている場所を通れば、
天守に行けるようにも見て取れます。
立ち入り禁止の情報は地図に表記していないのでなおさらだったのでしょう。

それで、下の写真が南側登城口を消して、修正したものです。
城代がグラインダーでさっと削ってたようです。
若干、色が違う程度でこのあたりは木の看板の良いところかなと思います。


回り道をさせてしまった登城いただいた方には、大変申し訳なく思っています。

案内板一つとっても“わかりやすさ”を追及していくことは難しいですが、
今回のことは教訓にさせていただいて、
一期一会の精神で、城守さんたちと宇和島城のホスピタリティーを
レベルアップできるよう、努めます。

2012年5月19日土曜日

城山の植物はてな会結成!

昨年から話には上がりながら、
なかなか実行に移せなかったことがあります。

お城山の「山」の魅力を
もっと皆さんに知っていただきたいという活動です。

大目付は石垣や天守と言った「城」の部分は、
自分が専門にやっている(やらないといけない)分野でもあるので、
ある程度のことはわかるのですが、
なかなか「山」、つまり植物をはじめとした自然の分野は、
不勉強なところがあります。

また、植物の移り変わりは、24節季で移り変わっていくともいわれるぐらい、
色んな変化を見せてくれますが、
気にかけてはいても、ついつい忘れがちで、木々や草花の見時を
見逃してしまっていました。

そこで、本会の「山」の指南役でありますH先生の指導の下、
城守さんの有志で、先日の17日に、
守る会の中の一つのプロジェクトとして、
「城山の植物はてな会」を結成、始動することとなりました。

郷土館にて2時間余り、話し合いました!
9時から11時過ぎまで、話し合った結果、
このプロジェクトの目標は次の3つとしました。

1.400種をこえる城山の植物調査(種類とその見時)
2.そのガイドができるようにになること
3.貴重種の保護、育成

活動は、城守の定例会とは別に、
月に2回程度、H先生が予定を入れない月曜日に半日程度活動することとなりました。

平日となってしまいますが、植物に関心のある城守さん、
是非、参加してください。
城守さんでなくても植物にご関心のある方はご連絡ください。
一人でも多くの人に携わっていただければと思っています。

ちなみに今、大目付が知っている数少ないおススメの草花は、ユキノシタです。
長屋門を入ってすぐの石垣や、
郷土館へ上がる石段近くの石垣に群生しています。

郷土館へ上がる石段脇の石垣に生えているユキノシタ
24節季では、そろそろ「小満」にあたるようです。
小満は、植物が生い茂る時期とのこと、
城山も青々と草が茂り、あちらこちらにかわいらしい花が咲いています。
ぜひ植物観察にいらしてください。

2012年5月18日金曜日

天然の木琴

昨年から取り組んできた長門丸付近(児童公園の下)での
憩いの場づくりのはなしです。

憩いの場を作ろうとしている広場の真ん中に
大きなクスの切り株があるのはわかっていたのですが、
その切り株を椅子やテーブルにそのまま上手く利用できないかと思って、
4月にその切り株周辺を城守さんたちと一緒にきれいにしてみたところ、
根っこから浮き上がって、大きく傾いてしまっていて、
正直、大目付の思惑とはちょっとずれていました。


それから、数日して、城代がこの切り株の周りで、
ごそごそし始めました。
「根っこの感じがなんかいい感じでな~」と
この切り株を磨きあげるために結構通い詰めてもらっているのです。
確かに城代の言うとおりで、根っこや幹の部分にトンネルができたり、
根っこ自体がしっかりしているので、これに座ることもできそうです。



そして、もうひとつはこの根っこをたたくと、なんと、いろんな音がするのです(@_@;)
いわば、天然の木琴です。
石垣も周りにあるからでしょうか、少し反響もしてるようで、何か優しい音色が響きます。


癒しの場づくりとして取り組んできましたが、少し欲張って、
大人も子供も一緒に遊べる、小さな自然の遊園地のようなものに出来ないか、
現在思案中です!!

2012年5月17日木曜日

ヤブツバキ疑惑?

先日、待望の芽吹きと報告しました
ヤブツバキの種ですが、
私の早とちりで別の植物ということが判明しました。

どうもウリ系の植物らしいです…
城代には「山の子のくせに…」といわれてしまい、
わざわざ見に来てもらった城守さんたちにも申し訳ないことをしました。
すみませんでした<m(__)m>

がしか~し、今度は本当のヤブツバキが10本以上芽吹いていることがわかりました。


こんどはH先生のお墨付きなので、大丈夫です(*^_^*)
大事に大事に育てなくては。
皆さんにホントに育つの~といわれながらの初チャレンジでしたが、
少し自信ができました。
今年もまたいっぱい拾って植えたいと思います。

2012年5月5日土曜日

子供の日のおもてなし


今日も上がってきてしまいました…



今日は本丸で、 頑張って登城してきたお子さんに
大塚製薬さんに提供いただいたポカリスエットを無料で配布してます。
城代とF家老が、 朝から頑張ってくれています。


ボランティアガイドさんも 連日頑張ってくれてます。
みんなで盛り上げてもらって、 有り難い限りです<(_ _)>

過去最高の登城者\(^o^)/~アンケート調査速報~(2012.5.4)

本日、朝6時から夕方6時まで、総勢27名の城守さんたちと
実施しましたアンケート調査ですが、
大目付一家でちょっとだけ整理したので、とりあえず速報いたします。


まず、登城者総数は1975人、天守の有料観覧者は1277人でした。
恐らく宇和島城の一般開放を始めてから、最高の数字だと思います。

この中で、アンケートにお答えいただい方は799名でした。
そして、なんとなんと、9割近い700名の方が、
宇和島城に来てよかったとお答えいただきました(●^o^●)
うち、感想などご自身の言葉を書いてもらっていた方は、354名もいらっしゃいました。
その中のいくつかを紹介します。
 ・石垣がすごかった、かっこよかった
 ・天守がきれい、かっこよかった
 ・自然が豊富でよかった、癒された
 ・石垣や石段、自然といった城山全体の雰囲気がよかった
 ・古城の雰囲気がそのまま残されていて、その昔に想いを馳せることができた
 ・上るのが大変だったけど、いい運動にもなったし、その大変さがかえって楽しかった
 ・景色、眺望がよかった、きれい
 ・子供たちが喜んで上がったので楽しく過ごせた
 ・ボランティアさんたちの親切な接遇がうれしかった
 ・大きな看板(案内板)でわかりやすかった  などなど

それから、ご提案いただいたこと、物足りなかったこともいくつか紹介します。
 ・途中でもう少し休むところがほしい。
 ・宇和島城や宇和島藩についての解説や展示、表示がほしい
 ・本丸にごみ箱や灰皿があったのは少し興ざめだった

今回いただいたご感想やご意見は、この会が目指そうとしている
宇和島城の姿と同じような気がしています。
なにかとてもやる気が出てきました。

今までこの城を伝えてきていただいた方に感謝することを忘れず、
文化財としての城、癒しを与える緑、そしてそれを継承、活用する人、
このバランスをうまくとりながら、城守さんたちと一層頑張っていきます。

今日参加いただいた城守さん、
快くアンケートに答えていただいた登城者の皆さん、
本当にありがとうございました<m(__)m>

長門丸の新緑がまぶしいクス

2012年5月4日金曜日

アンケート調査実施中

今日もお城山にあがってます。
連日たくさんの方が
登城してもらってます。
今日は城守さんたちと
朝6時から夕方6時まで、
アンケート調査をしています。
観光客の方、市民の方、
それぞれにお願いをしています。
ご協力いただいた方には、
まだどこにも出回っていない、
お城下散策本を差し上げています。
城守さんたちも登城される方と、
お話ししていただきながら、
ちょっとしたお接待になっているようで、
なんかいい感じになってます。




2012年5月3日木曜日

案内板ようやく完成?

今お城山にいます。
新緑がとてもきれいです。

先ほど日本丸の船員の方を
案内してきたところです。
さすがに皆さん元気であっという間に登ってしまいました。
皆さんとても礼儀正しく、
気持ちよくガイドができました。


昨年から取り組んでいた案内板が
ようやく完成しました!


ほとんど仕上がっていたのですが、
朝から城代と一緒に地図を
取り付けて回りました。
これで迷われる方が
減ってくれると思います。早速何人かの方は
地図も眺めてみてもらっているようです。
ただ城代から、「現地と向きを合わせた方がいいのでは」
と言われ、改善の余地はありそうです…

再開、陳謝。 <(_ _)>

ほぼ半年ぶり…です。
ながらく、冬眠をしておりました。
何度も見ていただいて方々、本当にすみませんでした。

公私ともども、何かと気忙しく、落ち着かない日々で、
下書きばかりが、たまる日々なか、深い眠りに入ってしまいました。

昨年末からの下書きのものは、完成させちょっとずつアップしていきます。
まあ、ほとんどは、おみねさんがすでに広報してもらってはいますが…

明日ではなく、もう今日ですね。
活動資金を得るべく、4回目の布草履販売をいたします。
今のところ、おかげさまで20足余りを買っていただいているようです。
手前味噌となってしまいますが、本当に今からの季節、
室内履きには、本当にもってこいの気持ち良さです。
我が家も家族全員で愛用してます(下の写真)。


さて、下の写真は天守前の藤棚の写真です。
大目付自身、まじまじと見たのはこれが初めてです。
意外ときれいなのですが、写真でとると棚の単管が、味気ないのが玉にきずですが、


それから次の写真は、
天守前のクスの切り株の周りに咲いている春の草花です。
これ以外にもあちらこちらで、かわいらしい花が咲いています。


そして今日最後の写真は、待ち焦がれていたヤブツバキの芽吹きです。


先日、夢の扉にも出演された
本会のご指南役、愛大学名誉教授E先生に
『あきらめずに水をやってください』といわれ、
城山管理員の皆さんや城守の皆さんにお世話いただいた甲斐がありました。
今のところ、5本ほど芽吹いています(植えた種の数の数パーセントではありますが…)。
ますます暖かくなりますので、もっと芽吹いてくれることを期待し、
今年こそは城山純粋栽培のヤブツバキを植えれることを楽しみに、
またみんなでお世話していきたいと思います。