2011年12月21日水曜日

天守の模型(2011.10.31)

少し前になりますが、10月末に、
市内在住のKさんという方が電話がありました。
「天守の模型ができましたので、お持ちしたいと思います」と。
?、一瞬考える時間があった後、“アッ!あの人だ”と思いだしました。


今年の3月に、「天守の模型を作りたいので、資料をくれませんか?」と、
Kさんからお電話。天守については、昭和35~37年に解体修理をしていて、
その報告書に天守の詳細な図面は収録されているので、
そちらをコピーして、お渡ししたのです。

それから、Kさんは天守に通い詰めていただいたようで、
写真は、いろんな箇所の細部に至るまで、数百枚撮られていて、
天守にも数十回、観覧料を払って、入られていたのです。

本当にびっくりしたというか、頭が下がる思いでした。
模型の縮尺のサイズは45分の1で、持ち運びにはちょうど良いサイズでした。
材料はすべて、ホームセンターでそろえられたとのことですが、
そのディティールのこだわりようは、見れば見るほど、素晴らしいものです。


このお見せいただいた日に、
「お城山で展示していただきたいので、今日おいて帰りますよ」
とおっしゃっていただいたのですが、
一緒にいらっしゃっていた奥さんから、「近しい人にみてもらってからにしたら」と一言。
どうも、一番に見せていただいたようなのです。本当にうれしく思いました。

「うちに頂くのは、いつでも結構ですので、
皆さんにゆっくり見ていただいて後に、いただきに参ります」とお伝えして、
その日はお別れいたしました。

その後、偶然、ホームセンターでお会いして、
「もうみんなに見てもらったので、いつでもとりにきてください。」
とおっしゃっていただいた後、
「今度お城山のすす払い、私も行かしてもらってよいですか」と一言。
本当に、うれしいお申し出で、是非にとお誘いしました。

すす払いが終わった後の守る会の反省会にも、お願いをして参加してもらって、
城守さんに紹介したところ、みなさん、感激されて、早くその模型が見たいという話になり、
「はよ、大目付はとりにいかんかな!」と一喝。

Kさん、年内にはお伺いして、頂に参ります。
まずは天守に、展示しようと考えています。展示ができましたら、
ブログでご報告しますので、その際には、みなさん、ぜひ天守にお越しください。