2011年10月30日日曜日

城山で秋さがし1

城山は、基本、照葉樹林なので、なかなか紅葉をたのしむことはできませんが、
ちょっとさがせば、それなりに秋を見つけることができるんですよ。


ケヤキの紅葉です。これは藤兵衛丸下のものですが、
桑折長屋門から入ってすぐのところにも結構な大木があることが、
8月の植物観察会の時に初めてわかりました。


これは何かわかりますか?
ヤブツバキの実(種)です。
今年こそは、この種をとって、植栽するヤブツバキの育てるつもりです。

そして、日当たりのよい場所にあるヤブツバキは、つぼみが膨らみ始めています。
きれいな花を咲かしてくれることを期待しています。


2011年10月29日土曜日

宇和島城通信と宇和島城ホームページ

宇和島の人でしたら、おそらくもう目にされているかとは思いますが、
11月の広報紙に、宇和島城通信5号を折り込んでます。


今回は、年内には石垣修理などの
工事に着手する式部丸跡と代右衛門丸跡の事を書いています。
この郭の名前の由来を、発掘調査成果もくわえながら、推理しています。
結構面白いことがわかってきて、大目付自身かなり、ワクワクしながら書きました。

ただ、原稿はぎりぎりになってしまって、そっちのほうはドキドキものでした。
広報担当者の方、佐川印刷さんに大変ご迷惑かけました。
毎度のことで、本当にすみませんでした。
画質は抑えていますが、PDFでよければ、こちらへ。

で、通信の中にも案内していますが、
この場所の現地説明会を下記の日時で開催しま~す。

★★ 11月13日(日)①10:00~ ②13:00~ ★★

午前と午後、同じ内容の説明します。1時間程度を予定します。
ちょっとわかると、お城の見方が変わる、楽しくなる(多分…)
石垣のみかたも、実物を見ながら説明していきます。
この日は、南予文化会館近くで産業祭りも開催してるようなので、
ぜひ、立ち寄ってみてください。

また、5号発刊にあたって、
宇和島城のホームページも、ほぼ1年ぶりぐらいに更新しました。
このブログとのリンクもはりました。
「旬な情報をお届けする」としていたわりには…(-_-;)です。
このブログ同様、頑張って更新をかけていこうと思います。

2011年10月28日金曜日

意外とアナログでした(2011.09.23)

このブログは、グーグルのブロガーを利用させてもらっていますが、
みなさん、グーグルのストリートビューはご存知ですか?

グーグルマップの延長上にあるサービスで、
バーチャルに世界のいろんな場所を見れるというものです。
大目付の下手な説明よりも実際に見てもらったほうがわかるかと思いますので、
下記のURLからどうぞ。
http://maps.google.co.jp/help/maps/streetview/

で、グーグルから今年になって、
このストリートビューに宇和島城天守もいれたいとのお話があり、
他のお城も撮影されていたり、観光振興にも役に立つだろうとのことで、
お願いすることになりました。
もちろん、掲載も撮影経費もグーグルもちです。

で、9月23日に、その撮影が行われたわけですが、
興味本位で撮影をお邪魔させてもらいました。
さぞかし、デジタル技術を駆使したものが来るのか思ったのですが、
撮影自体は至ってアナログというかシンプルで、びっくりしました。

まず、撮影スタッフは一人、かわいらしい女性でした。
ちなみに彼女は、屋内撮影専門だそうで、
野外を専門にとる方は別の人がするとのことでした。
機材は、普通のデジタル一眼レフ(魚眼レンズのもの)と、
三脚とスマートフォン、非常に手軽なものでした。
しかも、デジタルカメラや三脚も特別な設定がしてはいないとのこと。
撮影風景はこんな感じ。普通に記念写真を普通にとってるような感じでしょ。


スマートフォンの専用アプリのようなもので、
位置情報などを記録して、撮影場所の初期設定のようなことをしてました。
そのあと、スタート地点を決めて、その地点から三脚を立て、撮影が始まりました。
まず、北の方角から撮影を始めて、
そこから、90度ずつ、右回りで角度を振って、東、南、西の順番で
一つのポイントで4方向の写真を撮ることになります。
で、撮影が終わると、歩くルート上で3メートルほど移動して、また撮影。
ひたすらこの繰り返しです。
天守に入ると、右まわりで、各階の4隅から撮影をされていました。
午後2時から4時ごろまで2時間ほで、天守の撮影は終わりました。

これぐらいアナログというかシンプルな撮影方法でないと、
いろんな場面に対応できないというか融通が利かないとのことでした。
ついつい、大目付は新し物好きなので、デジタル関係者には飛びついてしまって、
あとで痛い目を見る時が多いわけですが、
デジタルもアナログも上手に使い分けしないといけないなと、改めて思いました。

この撮影データをもとに、特殊なソフトを用いて、ストリートビューが完成するそうです。
だいだい、撮影から半年以内には、アップされるそうです。
出来上がったら、リンクを張りたいと思います。

参考までに、姫路城や世界遺産のものはこちら。こんな感じになるのでしょうか?

http://maps.google.com/intl/ja/help/maps/streetview/gallery.html#unesco-world-heritage&himeji-jo-castle

でも、実際には足を運んでくれるのが一番はいいのですけど…。


2011年10月26日水曜日

英語のパンフレットできました!

宇和島城の新しいアイテムの2つめは、
英語のパンフレットです。



昨年の10月、女性が二人、大目付の職場にこられました。
彼女たちは愛媛SGGグループ宇和島支部の方たちでした。
SGGはSystematized Goddwill Guideの略で、
ボランティアで外国人の方たちのガイドをされる方たちのグループです。
大目付、このような団体があるのを知りませんでした…。

お話は、宇和島城に英語のパンフレットを作成しませんかとの相談でした。
原稿は、SGGさんのほうで、無償制作して
印刷を市のほうで出来ないかとの事だったのですが、
宇和島城には外国語で説明したものはなかったので、
是非にということでお願いしました。

それから、12月ごろには現在の宇和島城のパンフレットをベースに、
原稿を出してきてもらいました。
SGGの方たちのほかに、宇和島に来てもらっている
ALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher)の先生に
加わってもらって作成をしていただいたのことです。


最初はA4に文字だけのものを印刷しようと思っていたのですが、
せっかくなので、今の日本語のパンフレットと同様に、
写真や地図も作ろうと思って、大目付の作業に移ったわけですが、

なかなか思うように作業が進まず、
SGGの方も心配して連絡をいただくようなことになってしまいました…

ただ、大目付自身、5月に生涯初の海外旅行(中国)の際、
博物館などに日本語のパンフレットや音声解説があった場所には
本当に助かったというか、理解するのに役立ちました。
また、6月にはミシュランの旅行ガイドに、
☆ひとつで宇和島城が掲載されるということもありました。
ちなみに星の評価の意味は、
☆3つが「わざわざ旅行する価値がある」
☆2つは「寄り道する価値がある」
☆1つは「興味深い」  だそうです。

そんなこともあって、英語のパンフレットの必要性を改めて感じながら、
6月にレイアウトを組んだものを仕上げ、その後SGGの方たちと相談しながら、
修正を繰り返しながら、8月になんとか、パンフレットが完成しました。
自画自賛ですが、SGGさんのおかげで労作になっているかと思います。

現在、桑折長屋門の、杖置き場の横に置いています。
パンフレット置きは資材をそろえて、城代に作ってもらいました。


今のところ、200部ほどがでています。
ミシュラン効果もあって、思った以上に外国人の方が来られていると思っていたのですが、
何枚か(何十枚かも)日本人の方も取られているようです…
今日にでも、市のHPにもPDFデータを上げようと思っていますので、
ご関心のある方はのぞいてみてください。

愛媛SGGグループ宇和島支部のみなさん、ALTの先生、本当にありがとうございました。


2011年10月24日月曜日

杖、好評です!!

宇和島城に新しいアイテムが2つ増えました。
今日はその一つを紹介します。

7月のある日、お城山に行くと、桑折長屋門のところで、
ボランティアガイドでもある城守のMさんが、竹の棒を何本かもっていました。

聞いてみると、登城される方のための、杖とのこと。
特にお願いをしていたものではなかったのですが、
ガイドをしている中で、登られる方が
大変そうなのをみかねて、作ってもらったようです。
「もっとたくさん、いろんな長さのものをつくるけんな」との言葉。
それから実際に、城山では杖を片手に上る人をけっこう見かけます。
やっぱり皆さん、登るのが大変なのだと実感させられました。



最初の杖たては、ブロックを使ったシンプルなものだったのですが、
そのあと、しばらくして、下のような立派なものに…


数年前まで城山清掃管理員としてつとめていた
Mさん(ガイドのMさんとは別です)の仕事でした。
使わなくなったたばこの灰皿を再利用したとのこと。
置いておけば、何かには使えるのですね。
「色ももう少ししたら、塗り替えますから」
とさらにグレードアップするするとのこと。

一人の取り組みがきっかけで、いろんな人がブラッシュアップして、
よりたくさんの人に喜んで利用してもらう、
城守さん同士やと登城者とのつながりができて、なんかすごくいい感じだなと思っています。


2011年10月22日土曜日

お休みをしていた間の…

季節はすっかり秋らしくなってきましたね~。
すっかり長い夏休みをしてました…<m(__)m>

ブログを休んでいなかった間、城山で何もなかったわけではありません。
城守さんたちの活動はもちろんのこと、いろんなイベントもがありました。
今回はとりあえず、時系列でダイジェスト版でお送ります。

●8月20日 植物観察会(守る会)


守る会の定例会ではないのですが、
植物の好きな城守さんたちで、夏の植物観察会を行いました。
数年前に取り付けた植物プレートの再点検もしながら、楽しくみんなで巡りました。

●8月20日 ご当主、甲冑姿でご登城


守る会のイベントではないのですが、
宇和島市の若手グループの方たちが小学生向けのイベントで、
城山を使っていただきました。
猛暑の中、ご当主も甲冑姿で奮闘していただきました。
ひょっとすると、宇和島伊達家藩主の中で、甲冑で天守に座した方は、
13代ご当主が初めてだったかも?しれません。

●8月23日 忍者合戦?


このイベントも、守る会主催ではなかったのですが、
宇和島市社会福祉協議会主催で、城山で忍者ごっごをしていただきました。
色んな体を使った遊びを、老若男女、楽しんで、汗を流していました。
その中でもクライマックスは、天守前でのチャンバラ合戦は、迫力がありました。

●9月4日 城山案内板検討1(守る会)


これは、守る会の活動です。
宇和島城内の看板の見直し作業を、城山内の4つの道に分かれて、
班別で実際に歩きながら、みんなで頭をひねりながらまわりました。

●10月3日 城山案内板検討会2(守る会)



9月に続いて、看板の見直し作業です。
9月に歩いて回った個所を、あらためて地図に置き直して、
説明書きも含めて、どの位置にどんな看板を作れば、
宇和島城初めての人でも、迷わず宇和島城を廻ってもらえるか、
喧々諤々相談しあいました。
11月には、看板の試作品をみんなで製作予定です。