2011年6月24日金曜日

石垣から水が…2011.06.20

郷土館の整理をした今秋の月曜日、
6月20日は宇和島観測史上最高の70ミリ程度の雨量となりましたが、
その豪雨を物語るような場面をお城山で見かけました。

桑折門から入ってすぐの、昔でいえば三之丸跡の石垣から水が噴き出してました。
門のあたりは、川のようになってました (@_@;)
この場所は、以前にも一度、吹き出していたのを見かけたことがあったのですが、
今回は、別の場所でも道沿いに2カ所ほど、水が噴き出していました。
その線を結ぶと、井戸丸につながるようで、多分、このライン上に
水道がついているんだと思います。
この石垣は、特にはらんだ様子もなく、
石材や積み方から、江戸時代前半ごろのものと考えていますが、
裏込も詰まっていないので、このようにきちんと排水ができているのでしょうか、
まだまだ健全のようです。
これを意図していたのかどうかは分かりませんが、昔の人の技はすごいですね。

ただ、門の保存に関しては、この水の滞留は柱の根腐りなどにつながるため、
来年度以降に計画している門修理には、礎石のレベルを上げたり、
排水方法を考える必要があるな~とつくづく思いました。

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