2011年11月9日水曜日

道しるべ、試作品1(2011.11.6)

城山はもともと砦として、
わざとわかりにくく、迷うように、作られています。
なので、不案内の観光客の方から、結構迷われたりして、
時折、苦情やクレームなどが寄せられます。

ただ、案内板が全くないということではなく、
要所要所には、下の写真のようなものを整備してはいるのですが、
日頃、城山や天守、郷土館を管理されている方からも、
ここに案内板があったらといわれたり、表現をもう少し工夫したらと
観光客の方の反応など見ながらの現場の声も届けてもらっています。
中には、来ていただける方のためにと、とりあえずの自作看板を作られる方もいました。


また、城山では、少なくても年に2~3本程度は、からなず除間伐木がでます。
以前からこの切った木の有効活用する方法はないかといわれていました。
最近は丸太状のベンチやテーブルに少し使うようにもなってきました。


こんなこともあって、
守る会で、3回の活動で「道しるべ」づくりをしようとで当初から考えていました。
前にご紹介したように、もう、2回の活動は終わっています。
http://uwajimajou-shiromori.blogspot.com/2011/10/blog-post.html

9月4日に、城守さんたちを4班に分けて、
今の案内板の確認や、どの場所に案内板がいるか、石段は何段あるか、
各所の移動に何分かかるかなど調べて歩きました。
10月3には、それを実際に地図に落としてみたり、どんな文句を表示するか、
案内板、道しるべをどんなデザインにするかなど検討しました。

そして、いよいよ試作品づくりです。
これには、いろいろ下準備が必要でした。
まずは、素材になる木選びと、板づくりは事前に、とりかかりました。
木については、7月の台風で倒れてしまったカゴノキにしました。


この木は、床柱などの建築材や太鼓や鼓の胴、 小細工ものの製作などに
用いられるそうで、立派な材木になる木です。
参考までに→http://shinrin.cool.ne.jp/sub139.html

これを現場の作業員さんたちとともに、軽トラックで運び出しました。
軽トラックにのせれる1.8m程度に小切って、竹などを使いながら、人力で載せました。


城守さんから、M製材所さんを紹介していただき、無料で板にしてもらいました。
製材って案外ハイテクなんですね~。まじまじと見たのは初めてで、
あっという間に板になっていく様には、びっくりしました。


M製材所さん、本当にありがとうございました <m(__)m>

でも製材機がなかった江戸時代などは、どうやって板にしていたんでしょうか。
板にすること自体、かなり手間がいったようで高級品だったいうことは、
聞いてはいるのですが…、ちょっと調べてみようと思います。 

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